
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
ドライバーの皆さんお疲れさまです。
今回は、トラックに防水コーキングを載せておくと役に立ちますよというお話をしていきますね。
以前、私が担当していたポンコツトラックに乗って仕事をしていた時のお話なんですが、大雨の日に屋根から雨漏りがしたことがあるんです。
まさかトラックから雨漏りするなんて思っていなかった私は、焦って会社に電話したのを覚えています。
あなたにはそんな経験はありませんか?
無いですよね。
滅多に起こることではないと思います。
しかし、こういったトラブルは私が知っているだけでも数件起こっているのが現実なので、事前にしっかり対策をしておいた方がいいと思い今回の記事を書くことにしました。
どのようにして対策をしておくのか、ここからが本題になりますので、ご参考までにお付き合いください。
常備してると役に立つ防水コーキング
防水コーキングってご存知ですか?
この記事を見ているということは、おそらくご存じないのかと思うので簡単に説明しておきますね。
家の屋根や外壁、窓枠などから雨漏りがしないように隙間を埋める充填剤のことを指します。
同じような物でシーリングと呼ばれるものもあるのですが、ほとんど同じような意味で使われるので、この記事では一緒の意味で使っていきます。
もし、あなたが乗っているトラックから雨漏りがしてきたら、このコーキング材というものが物凄く役に立つので、覚えておいて下さい。
ちなみに、コーキング剤にはウレタン樹脂系やシリコン系といった種類があるのですが、トラックで使う場合はシリコン系の物を用意しれおけば大丈夫です。
シリコン系は耐候性、耐熱性に優れていて防水効果も抜群に良いのですが、塗装などを上から行う場合は塗料が乗らないという所に注意して下さい。
防水目的ならシリコン系があれば充分です。
また、このコーキング剤を充填するときにコーキングガンという道具が必要になるので、そちらも一緒に準備しておくといいと思います。
年式の古いトラックは要注意
あなたが乗っているトラックがもし新車であれば雨漏りの問題は無いと思うのですが、もし年式の古いトラックに乗っているようでしたら注意が必要です。
なぜかと言うと、既存のコーキング剤やパッキンなどは経年すればするほど痩せてしまい、それが原因で隙間ができたり割れてしまって、そこから雨漏りしてしまうからです。
気をつけなくてはいけないのは、雨漏りはキャビンだけじゃなく、箱車であれば荷室の天井からもしてきます。
雨漏り対策のために、そのへんもしっかり頭に入れておく必要があります。
トラックを譲ってもらった人も要注意
次に、新車ではなく、トラックのカスタムが好きだった前任者からトラックを譲り受けた人も注意が必要です。
カスタム好きな人の中には、キャビンの屋根の部分に電装品を取り付ける人がいるのですが、その電装品を取り付けた周りにコーキングがされていない、もしくは、コーキングされているけど劣化しているような場合は特に注意が必要です。
以前私が経験した雨漏りはこのタイプの事例でした。
私の場合は、前任者がシートデッキを後付で取り付けていたんですけど、その時に屋根に穴を空けて付けたはいいけれど、コーキングが不充分で、その空けた穴から雨漏りしちゃってたんですよね。
もし、前任者がカスタム好きな人だった場合は一度確認しておくことをオススメします。
日常点検でチェックしておきたい箇所
ここまで書いた内容を踏まえて考えると、必ずチェックしておきたい場所は2箇所。
- キャビンの屋根
- 箱車の天井
この2箇所に関しては、新車であっても定期的に点検しておくことをオススメします。
具体的には、キャビンの天井のビス周りや装飾品の周り、箱車(ウイング車)のセンターの布で出来た部分ですね。
特に庫内の天井は念入りに見ておいたほうがいいでしょう。
庫内が雨漏りなんて事になったら商品事故に繋がってしまうので気をつけて下さい。
点検する場合は、高所作業で危険なので2人1組で行うと良いでしょう。
この2箇所以外にも点検しておいた方がいい部分があります。
それは、窓枠(安全窓も含む)のパッキンと、サイドマーカーの配線の付け根ですね。
窓枠のパッキンの方はあまり心配はないと思いますが、サイドマーカーの配線の付け根のコーキングが劣化している、もしくは、されていない場合は、必ずコーキングしておいて下さい。
サイドマーカー内に水が入ると電球の球切れを起こしたり、最悪ショートの原因にもなりますので、点検しておいて損はないと思います。
防水コーキングの施工方法

出典:gooランキング
コーキングガンは上の写真のような物です。
使い方は
- コーキング剤の先端を斜切りにする
- ガンの後ろについているレバーを押しながら棒を引っ張る
- コーキング材をセットする
- ガンのレバーを握ってコーキング材を出す
コーキング剤は握る強さによって出る量が変わるので、出来る限り一定の力で握るようにして下さい。
出しすぎると後処理が大変になるので、気をつけたほうが良いですね。
使い方については詳しく書かれている記事がありますので、そちらで確認して下さい。

最後に
今回は常備しておきたいアイテム、防水コーキングについて書いていきました。
私の経験上、あると必ず役に立つ便利アイテムなので、あなたも是非、コーキングを常備して使い方も一緒に覚えてみて下さい。
また次回、あなたのお役に立てる記事を書いていきますので、twitterで@sukezaemon_jpをフォローして更新情報をチェックして下さいね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。